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日本の食文化 今日は土用の丑の日(一の丑)うなぎの日

東京都新宿区にある異文化理解教育・異世代理解教育・異業種理解教育を展開している株式会社七海インターナショナルです。

本日も七海通信にアクセスして頂きましてありがとうございます。

 

今回の話題は、日本の食文化 今日は土用の丑の日(一の丑)うなぎの日についてです。

 

土用の丑の日とは?

「土用」とは季節の変わり目(立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間)を指します。

「丑の日」は十二支(子・丑・寅…)のサイクルで決まる日で、「土用期間中の丑の日」が「土用の丑の日」です。

 

 

何故うなぎを食べるの?

江戸時代、夏に売れなかったウナギの売上を上げるため、蘭学者・平賀源内が「丑の日に“う”のつく食べ物を食べると夏負けしない」という風習を利用し、「本日、土用の丑の日 うなぎの日」と宣伝。これが大ヒットし、習慣になったとされます。

 

 

鰻の健康効果

ビタミンAB群・DEが豊富で、疲労回復や免疫力向上に効果的。

DHAEPAなどの不飽和脂肪酸が脳や血管の健康に良い。

高たんぱく・高エネルギーで、夏バテ対策にぴったり。

 

 

2025年は土用の丑の日は何故2回あるのか?

2025年の土用(夏)は719日〜86日。

この期間中の丑の日が 719日(土用入り初日)と731日の2回あるためです。

丑の日は12日周期で巡るため、土用の期間に2回入る年もあります。これを「一の丑」「二の丑」と言います。

 

もっと詳しく説明しますと、2025年の立秋は87日(木) です。

2025年の夏の土用期間は、719日(土)~ 86日(水)。

この期間中の「丑の日」が719日(土)「一の丑」、731日(木)「二の丑」で「丑の日・鰻の日」が2回あることになります。

 


写真
左が関西焼きパリパリ焼き
右が関東焼きふわふわ焼き


関東風と関西風の鰻(うなぎ)の違い

 

1. さばき方の違い

地域

開き方

意味・由来

関東

背開き

武家文化の関東では「腹を割く」は切腹を連想させるため避けた

関西

腹開き

商人文化の関西では「腹を割って話す」は縁起がよい


2. 調理法の違い

地域

蒸す工程

    焼き工程

関東

蒸す(ふっくら)

蒸した後、たれを付けて焼く

関西

蒸さない(香ばしい) 

生のまま、たれをつけながら直火で焼く


3. 食感・味の違い

地域

食感

     味わい

関東

ふんわり柔らかい

  上品で軽めの味

関西

パリッと香ばしい

  香ばしく、コクのある味


4. 見た目や形の違い

地域

形 

     提供スタイル

関東

長く切って、ごはんの上に乗せる

    「うな重」「うな丼」

関西

一尾丸ごと、ぶつ切り風もあり

    「まむし丼」など

※「まむし丼」とは、ご飯の中にうなぎを挟むスタイルで、関西特有です。


どちらもそれぞれの美味しさがあります。
関東風=上品・ふんわり、関西風=豪快・香ばしい、と覚えると簡単です!

どちらがお好きですか?

 

素敵な「土用の丑の日」をお過ごしください。鰻パワーで元気に夏を乗り切りましょう!

 

 

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