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教育-日本語 第2回八丈方言大会

東京都新宿区にある異文化間理解教育・異業種間理解教育・異世代間理解教育の株式会社七海インターナショナルです。

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今回の話題は、教育-日本語  第2回八丈方言大会についてです。

 

<第2回八丈方言大会>

八丈島ではいまフリージア祭りの真っ最中(3月23日(土)~4月7日(日))です。

 

祭りが始まる少し前に第2回八丈方言大会が開かれました。文化庁の「危機言語・方言サミット」にも、各地の言語方言を紹介するコーナーがありますが、八丈方言大会は、去年の1回目も今年の2回目も、それよりバラエティーに富んでたいへん興味深いものでした。

10組を超える個人・グループのなかには劇あり歌・太鼓あり発表ありと実に多彩でみなさん芸達者、去年以上に今年は盛り上がったようです。年齢も後期高齢者から小学校低学年までと、まさに老いも若きも、でした。

方言大会といっても、順位や優劣をつけるものではありません。大会のさいごに八丈町の教育長さんがそれぞれの内容に応じて「〇〇で賞」というのを出しましたが、私も審査員としてそれぞれの内容についてコメントさせていただきました。

こうした催しによって、少しでも地元の方言(言語)に対する関心が高まって、身近なところから小さな動きなどが生まれたら、と思います。

 

しかし、とりわけ学校教育では地域によって「方言は使うな!」という強い指導がされてきた歴史があり、そうした時代を経験した人たちには「なにをいまさら」という感情があるのも確かです。そういう人たちも取り込むような形で緩やかに進められたらいいのでしょうが、一番の問題は、時間がそれを待ってくれるか、ということでしょうね。これはどの地域でもじつに難しい問題です。

 

執筆:金田章宏(国立大学法人千葉大学 国際学術研究院 名誉教授) 

 

第2回八丈方言大会を通して日本への理解が更に深まりますことを願っています。


<事務局からのお知らせ>

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