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日本文化 冬至にゆず湯に入る理由

異文化間理解教育の株式会社七海インターナショナルです。

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今回の話題は、日本文化 冬至にゆず湯に入る理由についてです。

 

今日は冬至!冬至とは?

冬至は北半球において日の出から日の入りまでの時間が年中で一番短い日、つまり夜が長い日です。一方、南半球では今日が一年中で一番昼の時間が長い日です。小学校の理科の授業を思い出しますね。

※日の出から日の入りまでの時間の長さについては若干のずれがあります。

 

そして、太陽の動きをもとに1年を24に分けた二十四節気のひとつ「冬至」ということになります。

 

古くから伝わる日本の冬至の行事

・お風呂にゆずを浮かべてはいる。

・かぼちゃを食べる。

・「ん」の付くものを食べる…「運=うん」がつくように。

 

上記以外にも地方によっても色々な習慣があります。

どの行事も冬至で厄を払い、良い運気を運んでくるようにと願いが込められているものや、一方では、現実的に日没時間が早いことから「体を温める」という効果を期待することもあるようです。

 

冬至の習慣のひとつにゆず湯に入ることがと知られているように思います。

「ゆず湯」の元をたどれば「禊=みぞぎ」の習慣から現代に繋がっているとされています。

 

「禊=みそぎ」とは?

罪や穢れ(けがれ)を落とし自らを清らかにすることを目的とした、神道における水浴行為。不浄を取り除く行為である祓(はらえ)の一種とされる。

(参考:Wikipedia)

 

 

ゆず湯に入る理由は、冬至は運が向いてくるとされていますので、ゆずは冬が旬で香りも良く、強い香りには邪気を払うという考え方もあります。もう一方では、ゆずは実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いが込められています。

 

ゆずの実がなることが遅いことがわかる日本のことわざ

「桃栗三年柿八年 柚子の大馬鹿十八年」

※地方によっては「桃栗三年柿八年 柚子の馬鹿は十八年」

18年もたたないと結実しないとは長いですね。

 

冬至は別名では「一陽来復(いちようらいふく)の日」とも言われており、神社(お寺もある)等で冬至の日(又は冬至の日から)お札を受けることも出来ます。

 

一陽来復(いちようらいふく)とは?

「この日極まった陰が陽に転じる」という意味で、冬至を境に日が長くなり太陽の光が戻ってくる様子をあらわしたもの。 やがて「悪いことが続いたあとに幸運がやってくる」という意味です。

 

今日、冬至の夜はゆず湯に入りたくなりましたね。

 

日本文化 冬至にゆず湯を通して、日本への理解が深まりますことを願っています。

 

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